1997年 1月 4日(土) 東京ドーム

新日本「'97 WRESTLING WORLD in 闘強導夢」


謹賀新年

    97年も年が明けた。年明けといえば、恒例の新日東京ドーム。例年ならば4日は仕事初めなので、午前中出社・午後半休というパターンだが、今年は土曜日なので会社を休まずに行くことができた。
    水道橋の駅につくと、いつも通り人でごったがえしていた。前売りを買っていなかったので、当日券売り場へ向かった。するとダフ屋が「スタンドA席1万円を9千円で」といっていたので、少し迷ったがそちらへ並んだ。
    席はバルコニー席だった。初めてだったが、なかなかご機嫌な席だった。まず、混んでいない。通常のスタンド席とは入場口が別れているので人が少ないのである。人混み嫌いの私にとっては願ったりかなったりである。だけど、オーロラビジョンがちょっと見にくかった。そのためかモニターが頭上についていたけど、それも横のほうについていたので見にくく途中で席を移動してしまった。別にビジョンやモニターを見るために来ているわけではないけど、やっぱりスタンド技や大技はリング上を、寝技や選手の表情はオーロラビジョンを、見るというのが、ドームでの正しい観戦法ではないか?

スーパーライガー vs 金本浩二

    スーパーライガーって、誰だー?! ちょっとしょっぱかったぞ。絶対、金本が叩きのめしてくれると思ったのに、負けちまったよー。

大谷晋二郎 vs 田尻義博

    新日本 vs 大日本の開戦。今日期待のカードのひとつ。田尻はIWAジャパンにいた頃何度か試合を見ているが、なかなかいい選手。でも知名度が低いので、まわりの反応はいまいち。でも試合が進むにつれて、そのすばらしさにみんな気が付いたようだ。やっぱりメジャー・インディー関係なく、いい選手はいい選手なのだ。問題はインディーの中にとんでもないプロレスラーとはお世辞にも呼べないような選手がいることである。そういう選手はもっと頑張るか、とっとと辞めてほしい。

蝶野正洋 vs 中牧昭二

    あまりにも実力の差がありすぎた。有刺鉄線ボードの新日リング初登場も、蝶野のカッコ良さ・プロレス的センスの前にかすんでしまったという感じか。中牧は嫌いじゃないけど、新日のリングには似合わない。

マサ斎藤 vs グレート小鹿

    マサさんはやっぱすごい。年齢を感じさせない。小鹿とどっちが年上なんだ? 小鹿はもうリングに上がらないでほしい。昔全日本にいたころの、大熊元司との極道コンビのイメージが崩れてしまう。

アントニオ猪木 vs ウィリーウィリアムス

    そりゃあ、猪木が一番好きだよ。でも今日の試合はちょっと... こちらも昔の殺伐とした戦いのイメージを、みごとに壊してくれた。

パワーウォリアー vs グレートムタ

    髪の毛まで白で統一してきたパワーの意気込み勝ちというところでしょうか?

橋本真也 vs 長州 力

    とにかくド迫力の試合。パワーとパワー・真っ向勝負という表現につきますです。ハイ。