DISC REVUE

2006年

2006年01月01日（日）	FLASH （THE HIGH-LOWS）元BLUE HEARTSという説明はいまさら不要、HIGH-LOWSのベスト。BLUE HEARTSはけっこう聴いていたけれど、HIGH-LOWSはなんとなく聴いてなかった。で、このベスト。聴いてみると、けっこう知ってる曲も多かったりして・・・。知らない曲もとってもカッコよくって、たちまちファンになりました。だけど現在、活動停止中。。。残念っ！

2006年01月14日（土）	夜光性昼行灯駅前宇宙（駅前旅館）いぬん堂から発売された駅前旅館のセカンドアルバム。今回も、独自の歌詞と世界観が繰り広げられている。「三年寝太郎奇譚」「エクトプラズムの下宿」「星と俺とで決めたんだ～エイリアン・営利やん・鋭利いやん～」「双子演歌デュオ」「二人羽織」「雷鳥」「素敵な癌」「阿鼻叫喚ドッグファッション・ジスト魔」「大仏開眼」「台所太平記」と、曲名を見ただけでも普通じゃないのがよくわかる。とにかくお勧めの一枚。

2006年01月28日（土）	怪傑ジュリーの冒険全28話（沢田研二）ジュリーこと沢田研二が、とっても輝いていた頃の映像を収録したDVD。「クイズ・ドレミファドン」など、テレビ番組に出演したときのお宝映像が満載されている。「TOKIO」「勝手にしやがれ」「カサブランカ・ダンディー」など、派手派手でニヒルでワイルドで、思いっきりキザな若かりし頃のジュリーが満喫できるゴキゲンな一枚。

2006年01月30日（月）	Bullet （BINGO BONGO）いまやすっかりタレントや役者と呼んだほうがぴったりのユースケ・サンタマリアだが、もともとはBINGO BONGOというラテン系ロックバンドのヴォーカリストだったわけだ。何枚かのアルバムを残して解散してしまったわけなんだけど、そのサウンドは当時流行のワールドミュージックを彷彿とさせてなかなかに良い。歌詞のセンスもどこか笑えるものがあって、ユースケの雰囲気にぴったりとあっている。BINGO BONGOが解散した理由は、「ライブの打ち上げでバンドの女性メンバーの頭の上に、男性メンバーのイチモツがのっているのをユースケが見てイヤになったから」だそうだが、本当なんでしょうかね？

2006年02月03日（金）	お世話になります（ユースケ･サンタマリア） BINGO BONGOを解散したユースケ･サンタマリアが、初めて出したソロ・シングル。DISCOビートに乗って、ナンセンスな歌詞を淡々と唄い上げる様子が、なんとも言えずおかしい・・・。何故かしらないけどこのまえ急に聞きたくなって、あきこち中古盤屋をめぐったがどこにも無くて、オークションで落札してようやく入手した。そもそも8cmシングルCDというもの自体、最近あんまり見かけなくなったな。

2006年02月03日（金）	Your Sweet Songs Live 2000-2001 （太田裕美） 1970年代のフォーク系アイドルシンガー太田裕美が、結婚・出産を経て復活した後のライブの模様を収録したアルバム。もちろんそれなりに年齢を重ねてきたわけではあるが、アイドル時代の雰囲気そのままに、澄み切った声でやさしく唄う様子は感動的でもある。当時はそれほどのめり込んで聴いていたわけではないが、いま聴いても名曲と思われる曲が揃っている。

2006年02月19日（日）	Shoko Sawada 25th Anniversary In My Heart Concert 心は元気ですか（沢田聖子） 1980年代ニューミュージック系アイドルシンガー沢田聖子。当時は大学生だったと思うのだが、すっかり大人になって、でも当時の可愛さは残したままっていうのがなんとも言えず嬉しい。ただ、唄っている曲は初期の頃のものはあまりなくて、このDVDには唯一「シオン」が収録されている。う～ん、思わずタイムスリップ。。。

2006年02月24日（金）	KENICHI HAGIWARA '83 SHANTI SHANTI BUDOKAN LIVE （萩原健一）若くエネルギッシュだった頃のショーケンのライブDVD。同時発売のスタジオライブのDVDも良いが、やっぱりショーケンはお客さんの歓声を浴びて高揚していく様子が素晴らしく美しい。武道館のステージを駆けまわり、唄いまくるショーケン。。。早くまたこのエキサイティングなステージを観てみたい。

2006年02月26日（日）	玉姫伝ライブ含有（戸川純）いまで言う「不思議ちゃん」の走りでしょうか？戸川純のソロデビュー当時のライブDVD。もともとビデオで持ってはいたのだが、CDの再発と同時にDVD化されたので購入。ランドセルをしょったり、トンボの羽をつけたり、ビジュアル的にも凝っていて楽しめる。でもなんと言っても純ちゃんの唄が、どこかおどろおどろしく、そして可憐に聴こえてたまらない。

2006年03月04日（土）	アナーキー26周年BOXセット｢内祝｣（アナーキー）日本パンクの草分け、アナーキーの26周年ボックスセット。ファーストアルバムから復活後のオリジナルアルバムまで13枚のCDと、3枚のDVDから構成されている。初期の衝動的なパンクサウンドから、後期のデジタルサウンドまでの変遷が手にとるようにわかる。でも、そのスピリットは不変。しかし、長年に渡って封印されてきた「タレントロボット」が、タワレコの特典で日の目を見たのは驚きだった。

2006年04月22日（土）	a bigger bang tour 2006 bang in the tokyodome firstday （THE ROLLING STONES） ROLLING STONES来日公演のブート。ツアー初日の3月22日東京ドームの模様を収録した2枚組CD。STONESの来日公演ブートといえばSYLPHなのだが、NEW TATTOO RECORDSというレーベルから出ているこのCDも、ネットで評判が良かったのでこちらを購入。いわゆる客席での隠し録りなわけだが、ここまでクリアに録音できていると感心すらしてしまう。来日の思い出として、是非とも残しておきたい作品。

2006年04月22日（土）	a bigger bang tour 2006 bang in the tokyodome secondday （THE ROLLING STONES） ROLLING STONES来日公演のブート。こちらは、3月24日東京ドームの模様を収録したもの。東京ドーム初日と同じく、NEW TATTOO RECORDSのものを購入。こちらも臨場感ばっちりで言うコトなしです。

2006年04月22日（土）	a bigger bang world tour 2006 setting's so romantic （THE ROLLING STONES） ROLLING STONES来日公演のブート。こちらは、4月2日さいたまスーパーアリーナの模様を収録したもの。STONES来日公演のブートと言えば、当然SYLPH。この盤も臨場感たっぷりに、収録されています。

2006年04月22日（土）	a bigger bang world tour 2006 love is in the air （THE ROLLING STONES） ROLLING STONES来日公演のブート。ツアー最終公演、4月5日ナゴヤドームの模様を収録した2枚組CD。こちらも、SYLPHから発売されたもの。最終日の盛り上がりを、きっちりと収録しています。

2006年05月20日（土）	CROSSED FINGERS （D-DAY） 1980年代に活躍したインディーズバンドD-DAYのコンピレーションアルバム。リリースされた作品が、ほぼ網羅されている。当時のシーンはパンク中心だったけれども、その中で異色の光を放っていたのがこのバンド。ちょっとメルヘンチックで、ちょっとダークなその世界、けっこう好きでした。

2006年05月20日（土）	KEY （Natural High） 5月のイベントで偶然みかけて、すっかり気に入ってしまいました。ちょっと懐かしい感じの曲調と、ヴォーカルとキーボードとの掛け合いがなかなかゴキゲン。メロディは美しく、リズムはハードに。最近あまりない感じのバンドである。

2006年05月27日（土）	Mirai （石野真子）石野真子というと、昔のアイドル・・・そんなことはないです。今でも新しいアルバムをどんどんリリースして、ライブも精力的に行ってます。そんな真子ちゃんの最新アルバムがこちら。アイドル色を残しながらも、しっとりと聴かせるナンバーもあって、なかなかの名盤。やっぱり歌がうまいというのが、一番の強みなんだよな。そりゃぁ歌手ですから当然といえば当然なんだけど、なかなかそんなアイドルは少ないわけで、これからも長く続けて欲しいなぁ～。

2006年05月27日（土）	Moment Beautiful skating （荒川静香）トリノオリンピック唯一の日本人金メダリスト、荒川静香のパーソナルDVD。何故だか知らないけれど、いま私の中ではフィギュアスケートブーム。中でも大好きなしーちゃんのDVDだということで、かなり期待して購入。まぁなかなかいいんだけれども、肝心のスケーティング映像がスローモーションになったりしていて、なんかどうもいまいちなんだよな。美しい滑りを、そのまま収録してくれるだけで充分なんだけどな～。そんなわけで、ちょっと物足りなさを感じる一枚なのでした。

2006年06月03日（土）	PINK LADY PLATINUM BOX （ピンク･レディー）大好きなピンク・レディーのCD4枚＋DVD2枚から成るBOXセット。シングルA面コレクションはちょっと食傷気味だけど、カバー曲やプロモーションシングルからのレア音源もあって、なかなか楽しめる。中でもアマチュア時代のユニット“クッキー”の曲が聴けるというのは、もう感涙モノ。この曲を聴くためだけでも、このBOXセットを買う価値があるんじゃないかな？ DVDは、入手困難な武道館コンサートビデオのDVD化と“レッツゴーヤング”等テレビ番組の映像。これまでダビングを重ねた汚い映像を観ていただけに、こんなに綺麗な画質で観れるなんて幸せな時代になったなぁ～と思う次第である。

2006年06月10日（土）	サヨナラCOLOR （映画）竹中直人監督・主演、お相手が原田知世というとってもそそられる映画のDVD。もちろん清志郎が出演しているというのも大きいんだけど、竹中の不器用な感じの演技がなんとも言えずイイんだなぁ～これが。ラストに流れるのはもちろん「サヨナラCOLOR」なわけで、ちょっと意外な物語の結末にとってもハマっていて泣ける。映画というよりも、壮大な組曲を聴いた後のような感覚を覚える。

2006年06月10日（土）	ALL TIME SUPER BEST （布袋寅泰）布袋寅泰の活動25周年記念アルバム。過去の名曲を新たなテイクで収録しているのが泣かせる。BOφWY時代の「BAD FEELING」や「BEAT SWEET」から、COMPLEXの「BE MY BABY」、「スリル」「バンビーナ」「POISON」、そして「さらば青春の光」のアンプラグドバージョンと、単に過去を振り返るだけの作品になっていないところがいい。しかし布袋も25周年かぁ～。自分の好きなアーティストで、最近そういうの多いな。それだけ長く活動している彼らと、ずっと聴き続けている自分とに乾杯！

2006年06月26日（月）	FIGHT OR FLIGHT - WASING （THE MODS）こちらのMODSも25周年。それを記念してファーストアルバムの再録音版の発売である。どの曲もクリアなサウンドで甦っているのだが、ガレージっぽさとか荒々しさとかがちょっと少なくなっちゃったかなという気がする。“WASING”というのは“WAS”と“ING”とをくっつけた造語。過去なのに現在進行形、そんなMODSのスピリットが伝わってくる。カップリングのDVDは、伝説の1982年“雨の野音”。大雨の中でグシャグシャになりながらも、MODSとオーディンスとが一体化していく様は感動的。途中挿入されるインタビューで、ライブがブチブチ途切れるのはちょっといまいちだけど。

2006年07月02日（日）	なんてったって飯島愛（飯島愛）飯島愛である。なんてったって飯島愛である。土曜の深夜、テレビ東京。とっても脳天気で、とってもエッチで、とってもくだらない番組があった。“ギルガメッシュ・ナイト”である。そのメインパーソナリティだった飯島愛、今では日曜の昼に“ウチくる？”なんて言ってるわけだ。時の流れってそういうものなのか？これはそんな飯島愛の唯一のアルバム。曲の間にちょっとした語りが入ってたりして、とってもアイドルチックなつくりになっている。曲はけっこうイイ。

2006年07月02日（日）	SUGAR （Sugar.）デビュー曲「ウェディング・ベル」が大ヒットした三人組の・・・何なんだろう？バンドというには、キーボード・ギター・ベースの変則的な編成だし、アイドルではなかったと思うし。世間的には一発屋というイメージかもしれないけど、アルバムやその後のシングルも、けっこうシニカルな感じで好きでした。いつからかシリアス路線に走ってしまって、そこが運命の別れ道ってところだったかな？既にベースのモーリさんは他界されているけど、他の二人はそれなりに活動しているようです。

2006年07月02日（日）	史上最大全集しょのいち（所ジョージ）すっかり素敵なおじさまというイメージが定着した所さんではあるけれど、もともとは宇崎竜堂の付き人、フォークシンガーであったわけだ。いわゆる言葉遊びをベースにした歌の数々は、いま聴いても新鮮で思わず吹き出してしまう。このアルバムは、初期の頃の曲を中心にコンパイルされているわけだが、“しょのに”“しょのさん”と続いて行ったのかは定かではない。。。

2006年07月08日（土）	TECHNOLOID JAPANESE 80's NEW WAVE SAMPLER （オムニバス）いぬん堂が選曲した80年代New Waveの名曲の数々。もちろん単なるユーメーどころを押さえただけのものではなく、レアものだったりツボをついてたりしている。個人的には一風堂とビジネスと有頂天のCD化が嬉しいかな？他にもP-MODEL、リザード、ゲルニカ、ヒカシュー、ジューシィ・フルーツ、portable rock、原マスミなどなど、80年代ってやっぱり良かったなぁぁぁ～～っ！って思う次第である。ジャケットを江口寿史が描いてるというのも、80年代の香りがプンプンしてきてイイ。

2006年07月08日（土）	人生ナゴムコレクション（人生）わりと順調に続いているナゴムの再発シリーズ。こちらは確か3月に発売された第3弾。人生の初期の頃の曲をコンパイルしたベストCD。まぁ他愛もないテクノポップといった風情の曲が並ぶが、この才能が電気グルーヴとして開花するとは、この頃は誰も思っていなかった。それにしても、下ネタが多い。でも「キンタマが右に寄っちゃった。オールナーイトロ～ング♪」というフレーズは、一時期アタマの中をヘビロテするくらいにぴったりハマっている。

2006年07月08日（土）	筋肉少女帯ナゴムコレクション（筋肉少女帯） 6月に発売されたナゴム再発シリーズ第4弾。いよいよ筋肉少女帯の登場である。筋少はけっこう何度もCD化されているので、これといって新しい感激はない。けれども後半に収録されているデモトラックとライブテイクが、なかなかイイです。特に「ケラさんにとられちゃった」と紹介する「さよならまねき猫」が、筋少の曲だったとは知りませんでした。若気の至り・・・そんな言葉がとっても似合う、とってもキラキラしていた時代の曲たちである。

2006年07月08日（土）	グレイトリッチーズナゴムコレクション（THE GREAT RICHIES）こちらも6月発売ナゴム再発シリーズ第4弾。ナゴムの中では、いささか異色のグレート・リッチーズである。音はストレートなロック、歌詞はちょっぴりおかしくて切ない・・・そんな感じのノリでしたね。あの頃の初期衝動的なバンドの数々の中でもズバ抜けた存在だった彼ら、その後バンドブームに乗っかってメジャーに行ったりしてましたが、やはりこの時代の曲が一番心を打つんですよね。欲を言えば、もうちょっと曲数が多いと嬉しかったな。

2006年07月08日（土）	POPCON シングルコレクション 80's （オムニバス）とある掲示板で柴田洋一の「酒もってこい」が話題になっていて、あ～そんな曲あったなぁ～、久々に聴いてみたいなぁ～と思って買ったのがこのアルバム。ヤマハのポプコンから生まれた曲のうち、1980年から86年までが網羅されている。「酒もってこい」はもちろん良かったんだけど、他にも雅夢、伊丹哲也、キャデラックスリム、伊藤敏博、アラジン、あみん、明日香、小林千絵、コンセントピックス、TOM☆CAT・・・懐かしい顔ぶれが並んでいる。しかし、誰もがみんなこの曲だけの一発屋が多いというのは、どうしてなんだろうか？

2006年07月29日（土）	ピンク･レディーの活動大写真（ピンク･レディー）ピンク・レディー主演の映画がDVDとなって発売された。内容はそのまま、ピンク・レディーの映画を作ろうとする物語で、恋愛メロドラマ・SF物語・西部劇と3つのストーリーが繰り広げられる。どれもまぁ他愛の無いストーリーと言えばそれまでだが、どれもピンク・レディーの二人の魅力が余すところなく表現されている。個人的なお気に入りは、恋愛メロドラマ。ケイちゃんがお姉さんでミーちゃんが妹という設定が、なんともいい感じなのである。

2006年07月29日（土）	ペッパー警部（ピンク･レディー）ピンク・レディーのオリジナルアルバムが、3ヶ月ごとに4枚づつ紙ジャケットで再発されることになった。デビュー30周年にしてようやく！という感じではあるが、これまでアナログから無理矢理i-podに落として聴いていたので、とにかく嬉しいばかりである。さて、このアルバムは1977年に発売されたファーストアルバム。ファーストシングル「ペッパー警部」とセカンドシングル「S・O・S」のAB面、ミーちゃんケイちゃんのソロ、当時人気絶頂のバンドBAY CITY ROLLERSのカバーという構成になっている。BAY CITY ROLLERSのカバーも二人の声にあっていて良いけど、やっぱりこのアルバムは二人のソロに尽きる。ケイちゃんの「インスピレーション」はハスキーボイスで“はすっぱ”な感じがイイし、ミーちゃんの「ゆううつ日」は透きとおった声で切々唄ってる感じがとてもイイ。いずれにしろ、まだまだ初々しい二人なのである。

2006年07月29日（土）	チャレンジ･コンサート（ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。1977年3月31日、東京・芝郵便貯金ホールで行われたファーストコンサートの模様を収めたアルバム。デビューからまだ半年しか経っていなかったので、シングルは「ペッパー警部」「S・O・S」「カルメン'77」の3曲のみ。だからほとんどが洋楽のカバーなのだが、この選曲がけっこうイケてる。ファーストアルバムでもカバーしていたBay City Rollersをはじめ、Olivia Newton-John、Stevie Wonder、そしてモータウン系やDISCO系の曲が散りばめられている。ソロで唄っている曲もあり、ミーちゃんとケイちゃんそれぞれの個性がはっきりと出ている。

2006年07月29日（土）	サマー･ファイア'77 （ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。1977年7月26日東京・田園コロシアムで行われたライブの模様を収録した2枚組アルバム。「渚のシンドバッド」が発売され、人気もうなぎ登りといった頃。乗りに乗っている雰囲気が、音の間から感じられる。前回のライブと同様に、黒っぽい選曲がなかなかイカしている。誰が選曲したのだろうか？ホントに“イイ”のである。特筆すべきは、ケイちゃんの唄う「ホテル・カリフォルニア」。ハスキーボイスで「どこにいるの～？」と絶叫するあたりは感動モノ。その他、CMメドレーなんていうのも、当時のピンク・レディーの勢いを感じさせるコーナーである。

2006年07月29日（土）	バイ･バイ･カーニバル（ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。1977年12月27日東京・日本武道館で行われたライブを収録したアルバム。この頃は「UFO」が発売され、まさに人気絶頂といった頃。にもかかわらず、選曲はあいかわらず洋楽のカバーが中心。ややネタ切れとなってきたのか、かなり古めのロックンロールメドレーとか、ちょっと異質な感じの選曲が続く。オリジナル曲は「UFO」「渚のシンドバッド」「ウォンテッド」に加えて「スーパー・モンキー」が収録されているが、ドラムがハードコアなビートを叩き出しているのが面白い。

2006年08月03日（木）	TORINO 2006 OLYMPIC WINTER GAMES FIGURE SKATING; LADIES' & PAIRS （フィギュアスケート） 2006年2月に行われたトリノ・オリンピック、フィギュアスケートの模様を収録したDVD。国内盤がなかなか発売されないので、オークションで国外盤を落札した。こちらは女性スケーターとペアしか収録されてないが、もう1本のほうには男性スケーターとアイスダンスが収録されている。肝心の中身だが、お目当ての日本人スケーターは荒川静香しか収録されていないのが難点。でも、ショートプログラムもロングプログラムもしっかり収録されており、あの金メダルの感動を思い起こすには最適の1枚である。

2006年08月05日（土）	Memorial live 2005 （堀ちえみ） 2005年9月に行われた堀ちえみの復活コンサートの模様を収めたDVD。自分が行った東京公演の模様が収録されているのかと思ったら、大阪公演のほうだったのはちょっと拍子抜け。でも、コンサートの模様が忠実に再現されていて、あぁまた行きたいな～って思いにさせてくれる。いくつになっても可愛いちえみちゃん、またコンサートをしてくださいね。

2006年08月26日（土）	アメリカ！アメリカ！アメリカ！（ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。1978年4月21～22日ラスベガス・トロピカーナホテルでのライブを収録したアルバム。オープニングの「スターウォーズ」は時代を感じさせるものの、その後の曲は今聴いてもイイ！前半はこれまでのコンサートでもお馴染みのカバー曲が続き、後半からはこの日のための英語での歌唱となる。ソロ曲はミーちゃんが「ウイズ・アウト・ユー」で、ケイちゃんが「朝日のあたる家」。ミーちゃんはしっとりとしたバラード系、ケイちゃんはアップテンポでハードなロック系というのが、すっかりお決まりのパターンとなりつつある。シングル曲も「ペッパー警部」から「UFO」までたっぷりと聴かせてくれていて、一足早かったアメリカ進出の夢を垣間見させてくれる。

2006年08月26日（土）	'78ジャンピング･サマー･カーニバル（ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。1978年7月23日東京・後楽園球場でのライブを収録したアルバム。オープニングの「ソウル・トレイン」から「ハロー・ミスター・モンキー」「イーグル」「この恋に生きて」「チェインド・トゥ・ユア・ラブ」までの流れは、何度聴いても鳥肌モノである。特にケイちゃんの唄う「チェインド・トゥ・ユア・ラブ」は、ものすごい迫力。“パンチの効いた”というのは、まさにこういうコトを言うのだろう。後半はビージーズと当時流行っていたDISCO調のビートルズメドレー。それが終わると、「ウォンテッド」から「モンスター」までのオリジナルヒット曲でフィナーレ。やはり絶頂期というのは、どんなグループも素晴らしいのである。

2006年08月26日（土）	ピンク･レディーの星から来た二人（ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。「24時間テレビ・愛は地球を救う」や「ピンク百発百中」「飛べ！孫悟空」などのテレビ番組の主題歌、コマーシャルソングメドレーが収録されている。その中でもやっぱり輝いているのは、彼女たちのテーマ曲「星から来た二人」。「あなたの夢は私の夢。私の未来はあなたの未来」というくだりは、何度聴いても胸がキュンとする。収録時間が短いのがちょっと物足りないけど、それを補って余りある内容である。

2006年08月26日（土）	ピンク･レディーの活動大写真（ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。初の主演映画「ピンク･レディーの活動大写真」のオリジナルサウンドトラック盤。第１話：人情物語篇、第２話：SF篇、第３話：西部劇篇の三部構成で、それぞれセリフの部分と歌の部分が交互に収録されている。聴いているだけでもストーリーがわかってしまうほど、けっこう長くセリフが収録されているのが嬉しい。できればこの映画のための書きおろしの曲があるともっと良かったのだが、残念ながら「カメレオン・アーミー」までの一連のヒット曲が収録されるにとどまっている。だけど、それぞれをワンコーラスバージョンで聴けるのは、けっこう貴重かもしれない。

2006年09月14日（木）	The Very Best of JITTERIN' JINN （JITTERIN' JINN）なんていうか、もう懐かしいとしか言いようがありません。ジッタリン・ジンといえば、「イカ天」ですよね。「イカ天」と言っても、もうわからないのかな？平成の初め、土曜深夜にやっていた「平成名物TV いかすバンド天国」という番組。この番組がきっかけになって、いわゆるバンドブームというヤツが到来したのだ。そんな中、第6代のIKA-TEN KINGなったのがこのバンド。ボーイッシュなヴォーカルと、切れのいいビートが印象的でした。バンドブームが去ったあと、ほとんどのバンドが解散していったというのに、このバンドはまだ地道に活動を続けているようです。

2006年09月24日（日）	The Very Best Covers Of 有頂天（オムニバス） 1980年代インディーズブームの立役者といえば有頂天。ウィラード・ラフィンノーズと並んで、インディーズ御三家なんて呼ばれ方もしてましたっけ。このアルバムは、そんな有頂天に影響を受けたバンドによるカバー集。とは言っても、あまり知ってるバンドは入ってない。知ってるのはアンジーの水戸華之介、ロリータ18号、大槻ケンヂくらいか。。。ケラ&シンセサイザーズでセルフカバーしているのも面白い。でもなんと言っても、オープニングで水戸華之介が唄うアコースティック調「BYE-BYE」が秀逸。あまりにも切な過ぎてたまらない。

2006年09月24日（日）	ライブ･イン武道館（ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。1978年12月25日東京・日本武道館でのライブを収録したアルバム。これまでのライブアルバムとは異なり、シングル曲が中心の構成となっている。オープニングの「星から来た二人」から、スクリーン・ディスコ・メドレーをはさんで、後半のシングル・メドレーまで一気に聴かせてくれる。その中でも特筆すべきは、「Love Countdown」がここで既にお披露目されていること。まだ荒削りな感じはするけど、アップテンポな曲調がこのときの二人によくお似合いである。

2006年09月24日（日）	ピンク･レディーの不思議な旅（ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。1979年8月に発売された現役時代唯一の全曲オリジナルによるアルバム。南米・アメリカ・ヨーロッパ・中国・中近東を巡って、最後は「惑星ハネムーン」きたもんだ。これぞ不思議な旅。シングル以外でのピンク・レディーの曲を聴く機会は少ないと思うが、このアルバムを聴けば彼女たちの実力のほどがよくわかるのではないだろうか？おすすめの一枚。

2006年09月24日（日）	ピンク･レディー･インUSA （ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。1979年9月に発売されたマイケル・ロイド氏プロデュースの世界デビューアルバム。もちろん全曲英語なわけで、発売当時はいまいち馴染めなかったけれども、メモリアルコンサートでたくさん唄われたこともあり、なかなかお気に入りの一枚。「Kiss In The Dark」や「Love Countdown」などアップテンポな曲から、「Show Me The Way To Love」「Give Me Your Love」などスローな聴かせる曲まで、完璧に唄いこなしているのは感動的でもある。これを聴かずしてピンク・レディーを語るなかれ！

2006年09月24日（日）	WE ARE SEXY （ピンク･レディー）ピンク・レディーの紙ジャケ復刻アルバムの1枚。このシリーズはこれで最後となる。1979年12月に発売されたカバーアルバム。Rod Stewart、Leif Garrett、Donna Summer、Earth Wind & Fire、Village Peopleなど、当時のDISCOシーンを担うアーティストの曲をカバーしている。どの曲も意外とぴったりハマっていて、いい感じである。何故か「Kiss In The Dark」と「Walk Away Renee」がセルフカバーされており、「Kiss In The Dark」は日本語で唄われている。ちょっと時代を感じさせるけど、なかなか味わいのある一枚。

2006年10月07日（土）	形而上のエロス（犬神サーカス団）最近ハマっているのが、犬神サーカス団。先日いぬん堂のイベントで観て以来、ずっと気になってしょうがない存在なのだ。ヘビメタの要素とアバンギャルドな要素、どろどろで救いのない歌詞、冷酷で冷たい唄い方と凄まじい絶叫、いろいろな要素が混じっていてマジでサイコー！「死ね！死ね！死んじまえ！」という強烈なリフに、思わずノックアウトされてしまった。まずはこのアルバムと「地獄の子守唄」を買ったのだが、全アルバムを揃えるべく奮闘中である。

2006年10月07日（土）	アザラシイズム（あざらし）大好きなあざらしのニューアルバム。ドラムとギターがメンバーチェンジして、いくぶん音が重くなった印象がある。それでもそこに腐れメグ子のヴォーカルがのると、すっかりあざらしの音になってしまうのが不思議だ。初回限定ということで、「メグ子の怨物」が封入されている。最初は何のことかよくわからなかったんだけど、CDのケース裏をふと見ると思わずゾ・ゾ・ゾォ～ッと鳥肌がたってしまった。。。「怨物」イコール「愛」なのだろうか？

2006年10月09日（月）	unplugged punk （M.J.Q）遠藤ミチロウの新ユニット。ギターに東口トルエンズの山本久土元、ドラムにミッシェル・ガン・エレファントのクハラカズユキというメンツ。THE STALINの曲や“THE抜き”STALINの曲をカバーしているのだが、その曲もアコースティックとは思えない破壊力を持ってる。「ぬるいのは嫌いだ!!」というキャッチコピーそのままに、パンクとは単にノイジーな音だったり速いビートだったりすることではない事を痛感させられる一枚。

2006年10月15日（日）	愛孕哀歌（母檸檬）あざらしを目当てに観に行ったライブの対バンで、偶然見かけたバンド「母檸檬」のファーストアルバム。なんとも言えないヘタウマな女性ヴォーカル二人が、昭和の時代を感じさせる歌詞を唄う。そしてそのバックでは、プログレの香りがぷんぷんする演奏。双方の魅力があいまって、ものすごく印象的なサウンドをかもし出している。ちょっと残酷にも聞こえる歌詞だけど、それほどおどろおどろしい感じがしないのは、ヴォーカルの二人のキャラクターによるものであろうか？まぁとにかく、今イチバンお気に入りのバンド。

2006年10月29日（日）	爆裂！ニュー･ウェイヴ一九八〇（オムニバス） 1980年代のロックシーンを彩ったバンドがたくさん収録された2枚組のアルバム。まず1枚目は、FRICTION・LIZARDといった東京ROCKERS勢から始まり、ハルメンズ・P-MODEL・ヒカシュー・PLASTICSといったテクノポップ勢、チャクラ・ノーコメンツ・ピンナップス・スパイ・コスミックインベンションといったNew Wave勢が収録されている。2枚目は、スターリン・バトルロッカーズ・MODS・ARB・アナーキー・PANTA&HAL・シーナ＆ロケッツ・サンハウスといったJAPANESEロックの先駆者から、マスターベーション・あぶらだこ・ラビッツ・LOODS・JAGATARA・ローザルクセンブルグ・ウイラードといったインディーズ勢までが網羅されている。とっても大満足な38曲。

2006年10月29日（日）	キャンディーズ･トレジャー（キャンディーズ）キャンディースの未公開ライブ映像とTV番組出演時の超貴重お宝映像を4枚のDVDに収めたボックス。「見ごろ食べごろ笑いごろ」の公開ライブ映像が、1977年の砂防会館、1977年の千葉文化会館、1978年の芝郵便貯金ホールと収録されている。会場の警備が手薄でステージ前が野放し状態というのが、時代を感じさせる。加えて、TV番組映像からキャンディーズのヒット曲を収録。もうたまらない、まさにトレジャーですね。

2006年10月30日（月）	ザ･クロマニヨンズ（ザ･クロマニヨンズ）ハイロウズのヒロトとマーシーが、新たに結成したバンド。正直バンド名はどうなの？って気がしないでもないが、単純明快なロックンロールは健在。シングルの「タリホー」を始め、シンプルで覚えやすいナンバーが満載されている。

2006年11月04日（土）	SOAR ～まだ見ぬ空へ～（未唯mie）元ピンク・レディーの未唯mieがリリースした久々のシングル。一般のショップでは販売せず、ネットでの販売のみなのだそうだ。サウンドはちょっと今風だけど、歌詞は前向きで勇気づけられるような感じ。ライブ会場で購入したので、目の前でサインを入れてもらった。あの憧れのミーちゃんと対面してサインをもらうなんて、あの頃の自分には考えられなかった。時の流れって偉大なんだなぁ～って、しみじみと思うわけである。


2006年12月09日（土）	STOP FUCKIN' AROUND （THE LOODS） 80年代のインディーズシーンを飾ったバンドTHE LOODSのアルバムが、いぬん堂からCDで再発された。しかもライブDVDとの二枚組、初回限定シングルCDも同梱されている。LOODSは当時のシーンではあまり派手ではなかったけれど、ストレートなパンクサウンドがとっても好きだった。その後LOUD MACHINEからGROOVERSへと変遷していったが、やはり初期衝動の詰まったこの頃の音源が最高。同時発売のシングルコンピレーションとともに、とても懐かしい曲達なのである。

2006年12月17日（日）	悶絶する人々（おじょう）母檸檬を目当てに観に行ったイベントで偶然見かけたバンド。昭和の歌謡曲を思わせるようなサウンドと、ヴォーカルのキャラクターがとても気に入った。「おじょう」というバンド名からわかるように、豪華絢爛、貴族のような衣装と振る舞いで、個性的な声で唄う姿にはかなり惹かれる。このままインディーズで終わるのか、それともブレイクするのか、先行き期待大である。

2006年12月24日（日）	COOKIE[mie & kei] （COOKIE[mie & kei]）この夏に再発されたピンク・レディーのアルバム12枚を買うと漏れなくもらえる限定CD。ピンク・レディー名義ではなく、その前身の“COOKIE”名義であるところがミソ。過去の音源でなく、2006年のふたりによる新録であるところも嬉しい。「リルケの詩集」「あなたはその後」の2曲しか入っていないけれども、“COOKIE”の世界が充分堪能できる。ピンク・レディーは2005年をもって封印されてしまったのかもしれないけれど、“COOKIE”として今後も活動して行ってもらいたいものである。